はじめに
Google Cloud
プロジェクト(以降「プロジェクト」と記載)の、作成から削除するまでを理解するために、チュートリアルをやってみた。
チュートリアルを実施している様子を、YouTube にアップロードした。
プロジェクトは、作成時に請求先アカウントにリンクされ、課金可能となる。
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つの請求先アカウントに対して、プロジェクトをリンクできる上限数は、初期状態では最大
5 つまで(申請で増やせる)となる。
プロジェクトのシャットダウン(削除)は、削除対象としてプロジェクトをマークし(一部リソースは削除される)、利用不能となり、
約 30 日後にすべてのリソースが削除される。
その間は、プロジェクトの復元が可能となる。
プロジェクトをシャットダウンしても、請求先アカウントへのリンクは、自動的には削除されない。
よって、リンク数の上限を超えて、プロジェクトの作成・削除を行いたい場合は、リンクを手動で解除する必要がある。
勿論、リンク解除前までに発生した費用は、きちんと請求される。
上限に達すると、以下のようなメッセージがされる。
課金の有効化エラー課金を有効にできるプロジェクトの上限に達しています。他のプロジェクトで課金が必要なプロジェクトがさらにある場合は、課金の割り当ての増加をリクエストできます。
チュートリアル実施
プロジェクトを作成する
「ナビゲーションメニュー」→「IAM と管理」→「リソースの管理」をクリックする。
「プロジェクトを作成」をクリックする。
または、
画面上部の、現在のプロジェクトを表示しているドロップダウンをクリックし、開いたダイアログの右上「新しいプロジェクト」をクリックする。
任意に「プロジェクト名」、「組織」や「場所」を設定する。
「作成」ボタンをクリックする。
しばらくすると、プロジェクトの作成が完了する。
リソースの作成前に、プロジェクトを切り替える。gcloud
コマンドの場合は、以下のようにデフォルトプロジェクトを変更しておくとよい。
「YOUR_PROJECT_ID」は、適宜変更する。(my-project-123456 など)
gcloud config set project YOUR_PROJECT_ID
プロジェクトをシャットダウン(削除)する
「ナビゲーションメニュー」→「IAM と管理」→「リソースの管理」をクリックする。
または、
画面上部の、現在のプロジェクトを表示しているドロップダウンをクリックし、開いたダイアログの右上にある、「さらに表示(縦 3 つの点)」アイコンをクリックして、「リソースの管理」をクリックする。
リソースの管理画面で、削除したいプロジェクトをチェックして、「削除」をクリックするか、一覧の右端にある、縦に点三つのアイコンをクリックして、「削除」をクリックする。
プロジェクトのシャットダウンダイアログで、プロジェクト ID を入力して、「シャットダウン」をクリックする。
リソースによっては、シャットダウン前に削除する必要なもの(Endpoints など)があり、その場合は、シャットダウン時に、削除するため方法などが表示される。
請求先アカウントへのリンクを解除する
削除したプロジェクトと、同じ請求先アカウントにリンクしている、いずれかのプロジェクトに切り替える。それ以外のプロジェクトや、組織だと、以降の「アカウント管理」が表示されないので注意。
「ナビゲーションメニュー」→「お支払い」をクリックする。
左側のお支払いメニューにある、「アカウント管理」をクリックする。
一覧の削除したプロジェクトの操作(縦に点三つの)アイコンをクリックし、「課金を無効にする」をクリックする。
表示されたダイアログで、「課金を無効にする」をクリックする。
参考資料
- プロジェクトの作成と管理
- Cloud 請求先アカウントにリンクされているプロジェクトの表示
- プロジェクトの課金ステータスを確認する
- プロジェクトの課金の有効化、無効化、変更
- [GCP]GCPリソースの上限緩和(課金の割り当ての増加のリクエスト)で必要な課金を実際にやってみた